避妊薬の副作用、「吐き気」と「むくみ」

経口避妊薬は、避妊する方法として最も効果的と言われています。しかし、その一方で、ホルモンに影響を与える薬剤を摂取し続けるため、副作用がでてしまう場合もあります。避妊薬の副作用には、頭痛やイライラ、肌の荒れなどさまざまですが、中でも代表的な副作用が「吐き気」と「むくみ」です。どちらの副作用も、避妊薬に含まれるエストロゲンという女性ホルモンに対しての身体的な反応のひとつで、影響を受けやすい人と受けにくい人がいます。避妊薬の中でも、高用量ピルや中用量ピルを使用している場合はやや副作用が出やすかったり、強く症状が出る場合があります。低用量ピルであれば、影響を受けない人が大半ですが、ホルモンに対する感受性は人によって異なるため、低用量ピルであっても吐き気に悩まされる人がいます。低用量ピルを摂取し続けることで吐き気がおさまっていく人もいますが、あまりにひどい場合は医師に相談しましょう。避妊薬を飲むことで出やすいむくみの症状は、エストロゲンが体内のナトリウムを溜め込みやすくしてしまう性質があるために起こります。ナトリウムは、細胞の浸透圧を調整する役割をしているため、これが体内に留まり、過多の状態になってしまうと、細胞の水分がうまく排出されず、むくみが引き起こされます。したがって、もし避妊薬を摂取することでむくみの症状があらわれた場合は、塩分を控えた食生活を心がけることで改善が見られる場合があります。また、カリウムはナトリウムの排出を促す作用があるため、果物や野菜を積極的に食べ、カリウムを摂取するのも効果的です。運動や着圧ソックスの着用、入浴などにより、むくんでいる部分の血行をよくし、細胞内の水分の排出を助けることも有効です。

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